誰もあたしを愛してくれないの
いつもこちらから笑いかけるのが
相手にされる条件
何は無くとも愛してください
君の方がいい女だなんて 冗談めかして言ってた
次の日の昼下がりには 素敵な奥さんとデート
何度も見たわ だけどいいの それがあたしの日常だから
割り切ってるはずなのに 声にならぬ胸騒ぎはどうして起こるの
かと言って本当の気持ちなんて さらけ出せない
貴方がいなくなり この街に来たわ
夜の華気取ってる時は 優しく癒される
仮初めでも
あたしのすべて持ち去り消えてった
貴方今何処で何してるのかしら
お金なんてどうでも良いの あたし本当に
話を聞いてくれたり 甘えさせてくれたり それだけで良かった
それなのにあの人は
愛とか希望とか 何なのかしらね
あたしにも手に入れる資格あるのかな ねぇ誰か教えて
ここでは笑うけど 心は空虚で
あの人の代わりは此処には 決していない 気づいてるわ
港区暮らしも飽きたわ
だって求められてるのは あたしの演技だけ
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